「ありがとう」は最強の魔法?科学が解き明かす「感謝」のスゴい力/スコット・アラン氏の著書『毎日を好転させる感謝の習慣 GRATITUDE』

GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 書評

スコット・アラン氏の著書『毎日を好転させる感謝の習慣 GRATIT。DE』を読み解きます。ご興味がわいたら!是非、本書を手に取ってお読みください。

なんだかツイてない…そんな毎日を変えるヒント

「勉強がうまくいかない」「友達との関係がギクシャクする」「SNSを見ると、キラキラしている人と比べて落ち込んでしまう…」

そんな風に、日々のストレスや漠然とした不安を感じていませんか? もし、そんな毎日を少しでも変えたいと願うなら、そのカギは意外なところに隠されているかもしれません。

そのカギとは、「感謝の心」を持つことです。

今回ご紹介するスコット・アラン氏の著書『毎日を好転させる感謝の習慣 GRATITUDE』は、この「感謝」という一見シンプルな感情が、いかに私たちの人生にパワフルな影響を与えるかを解き明かしています。

この記事では、同書を基に、「感謝」が私たちの心と体にどんな良い影響を与えるのか、その科学的な理由を分かりやすく解説していきます。

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では、感謝には一体どんなパワーが秘められているのでしょうか?まずはその驚くべき効果の全体像から見ていきましょう。

1. 感謝がもたらす10のすごい恩恵

感謝の心を持つことには、人生を変えるほどの力があります。日々の生活の中で意識的に感謝を見つけるだけで、驚くほど多くのポジティブな変化が訪れるのです。

  • 強欲を抑える 今持っているものに気づき、満足感を得られるようになります。すると、「もっともっと」と欲しがる気持ちが自然と落ち着き、心に余裕が生まれます。
  • 共感力と寛容の精神を養う 感謝の心は、自分だけでなく他人の幸せも考えられる広い心につながります。相手の立場を思いやり、許すことができるようになれば、友人関係もよりスムーズになるはずです。
  • 自信を生み出す 不平不満を言う癖から解放されると、人生のより重要な課題に意識を向けられるようになります。その結果、生産性が高まり、自分に自信が持てるようになります。
  • 楽観主義と粘り強さを育てる 感謝の心を持つと、物事をポジティブに捉えられるようになります。本書で紹介されているある研究では、感謝の日記をつけると楽観性が15%、ポジティブな姿勢が5%もアップしたという結果が出ています。
  • 安心感をもたらす 今あるものの素晴らしさに気づくことで、人生に恵まれていると実感できます。将来への漠然とした不安が和らぎ、心からの安心感を得られるでしょう。
  • 愛と幸せをはぐくむ 身の回りのものに感謝する習慣は、温かい愛で心を満たします。その結果、家族や友人など、愛する人たちと幸せを分かち合うことができるようになります。
  • 結婚生活の危機を防ぐ これはパートナーシップ全般に言えることです。心理学には健全な人間関係の指標として知られる「ロサダ比」というものがあります。これは、ポジティブなやり取り(感謝や激励)とネガティブなやり取り(皮肉や嘲笑)の比率のことで、この比率が5対1以上だと、関係はうまくいくとされています。
  • 拝金主義から抜け出す 「お金があれば幸せ」という考え方から抜け出せます。感謝の心は、人生の質を高める本当の豊かさ、つまり経験や人間関係の大切さに気づかせてくれます。
  • 平和で崇高な気持ちになる 感謝は多くの宗教でも重要な美徳とされています。その心は、私たちを平和で穏やかな、より高い次元の精神状態へと導いてくれます。
  • 豊かな人生を実現する 過去や未来にとらわれず、「今、ここ」にあるものを受け入れられるようになります。ストレスから解放され、勉強や部活など、人生のあらゆる分野でより大きな成果を上げることができます。

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これらの素晴らしい変化は、実は私たちの脳や体の中で起きる科学的な反応に基づいています。次にその仕組みを覗いてみましょう。

2. なぜ効くの?「感謝」の科学的メカニズム

「感謝の心が大切」と聞くと、精神論のように思うかもしれません。しかし、その効果は多くの研究によって科学的に証明されています。

感謝を感じると、私たちの脳内では「幸せホルモン」と呼ばれる2つの重要な神経伝達物質の分泌が促されます。

  • ドーパミン:気分を改善し、幸福感を高める働きがあります。「やる気のホルモン」とも呼ばれ、目標に向かうモチベーションをくれます。
  • セロトニン:抗うつ薬に似た気分を盛り上げる効果があり、心の平穏を保つ働きがあります。

感謝するたびに、これらの化学物質が脳内で分泌され、私たちの心と体をより良い状態へと導いてくれるのです。

感謝がもたらす心と体への健康効果

具体的に、感謝の心は私たちの心身に以下のような健康効果をもたらします。

心への効果

  • ストレスを軽くする 感謝は、体のリラックスを司る副交感神経の働きを活発にします。これにより、テスト前のプレッシャーや人間関係の悩みからくるストレスや緊張を和らげてくれます。
  • うつを防ぐ 過去の失敗や未来への不安ではなく、「現在の良いこと」に意識を向けることで、心の平穏を得てうつ状態になるのを防ぎます。
  • 挫折や逆境から立ち直る力が強くなる ある研究では、感謝の心を持つように指導された大学生は、そうでない学生に比べて逆境から立ち直る力が強いことが示されました。失敗から学ぶ力が強くなります。

体への効果

  • よく眠れるようになる 感謝の気持ちは、心配事やネガティブな思考を抑え、心を落ち着かせるため、睡眠の質が向上します。ある400人を対象とした研究や、慢性的な痛みを抱える65人を対象とした別の研究でも、感謝の心を持つ人はそうでない人よりも熟睡できることが判明しています。
  • 免疫力を高める 驚くべきことに、感謝の心が精神的な健康だけでなく、肉体的な健康も増進させることは、少なくとも137の研究で裏付けられています。
  • 心臓と脳の機能が向上する 研究によると、いつも身の回りのものに感謝している人は、心臓の機能が向上する傾向が見られました。また、感謝の気持ちは脳の前帯状皮質や前頭前野皮質を刺激することも分かっています。
  • 活力がわいてくる 多くの研究で、感謝の心と活力の間には明確な相関関係が示されています。心が満たされることで、部活や勉強、友達と遊ぶためのエネルギーが自然と湧いてくるのです。

「行動」がカギ:感謝の手紙実験

ある研究では、参加者を以下の3つのグループに分けました。

  1. 誰かに感謝の手紙を書くグループ
  2. ネガティブな経験を手紙に書くグループ
  3. 何もしないグループ

結果、最も穏やかで幸せな気持ちになったのは、感謝の手紙を書いたグループでした。このことからも、感謝はただ心で思うだけでなく、手紙を書くといった「行動に移す」ことで、より大きな効果を発揮することがわかります。

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このように科学的にも良いことずくめの感謝ですが、どうして私たちはつい不満を口にしてしまうのでしょうか。その原因となる考え方について見ていきましょう。

3. 要注意!幸せを遠ざける「欠乏意識」とは?

感謝の心の正反対にあるのが「欠乏意識」です。これは、常に「自分には能力やものが足りない」と考え、不満を感じてしまう心の状態を指します。

「感謝の心」を持つ人と「欠乏意識」にとらわれた人では、物事の捉え方から行動、そして得られる結果まで、まったく異なってきます。

特徴

感謝の心を持つ人 ??

欠乏意識にとらわれた人 ??

考え方

大きな夢を持ち、自分の可能性を信じる

小さく考えがちで、「自分には無理だ」と思い込む

感情

人生を楽観的に捉え、前向き

悲観的な人生観に陥りやすい

行動

変化を歓迎し、成長のチャンスと捉える

変化を恐れて成長を拒み、現状維持に固執する

結果

幸せや成功を引き寄せ、豊かな人生を送る

チャンスを逃し、不満な毎日を送る

欠乏意識にとらわれると、「どうせ自分には能力がない」と思い込み、挑戦する前から諦めてしまうため、目標を達成することが非常に難しくなります。

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もし「自分も欠乏意識に陥っているかも」と感じても大丈夫です。ここからは、感謝の心を育てるための簡単な実践方法を紹介します。

4. 今日からできる!感謝の心を育む4つの簡単ステップ

感謝の心は、生まれつきの才能ではありません。意識して練習することで、誰でも身につけることができる「スキル」です。

本書では、そのための具体的な方法として、以下の4つのステップが紹介されています。

  1. 【ステップ1】感謝しながら一日をスタートする 朝、目が覚めたときに、感謝できることを探してみましょう。例えば、「今日も太陽の光を浴びられる」「温かい自分のベッドで眠れた」など、どんな些細なことでも構いません。一日の気分は、その日の朝の気分で決まります。
  2. 【ステップ2】常に感謝の言葉を唱える 日常生活の中に、感謝すべき対象はあふれています。シャワーを浴びられること、清潔な服を着られること、美味しい食事ができること。これら当たり前のように思えること一つひとつに、「私は?に感謝します」と心の中で唱える習慣をつけましょう。
  3. 【ステップ3】あらゆる状況で感謝の心を持つ 一見ネガティブに思える状況でも、感謝できる側面を探してみましょう。例えば、先生から急に仕事を増やされたとき。「大変だ」と思う代わりに、「自分はそれだけ必要とされているんだ」と感謝することもできます。
  4. 【ステップ4】自分が受けている恩恵を書き出す 一日の終わりに、その日自分が受けた恩恵を日記に書き出してみましょう。何でも構いません。これを習慣にすることで、自分がどれだけ多くのものに恵まれているかに気づくことができます。

これらのステップを毎日少しずつでも実行することで、あなたの心には自然と感謝の気持ちが根付き、物事の見え方がポジティブに変わっていくはずです。

まとめ:あなたの毎日を輝かせる「感謝」という習慣

この記事では、「感謝の心」が持つ驚くべきパワーについて、科学的な視点から解説してきました。

  • 感謝は、幸福感を高め、ストレスを減らし、心と体を健康にする、科学的根拠のある強力な力です。
  • ドーパミンやセロトニンといった「幸せホルモン」の分泌を促し、私たちを内側からポジティブに変えてくれます。
  • その反対の「欠乏意識」は、私たちの可能性を狭めてしまいます。
  • 感謝の心は特別なものではなく、日々の簡単な実践で誰でも育てることができるスキルです。

難しく考える必要はありません。まずはあなたの身の回りにある、たった一つの「ありがとう」から探してみませんか?その小さな習慣が、あなたの毎日をより豊かで輝かしいものに変えていく第一歩となるはずです。

本記事は、スコット・アラン氏の著書『毎日を好転させる感謝の習慣 GRATITUDE』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を参考に作成しました。さらに詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

書評
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この記事を書いた人
ごろまる社長

WEBメディア会社22期目社長。フォークギター、元ロックバンドベース、ドラム。筋トレ、玄米食、ファスティング実践中。夫婦ドライブ温泉旅VanLife車改造など楽しんでいます。マーケティング手法の経験など社内向等、思いつきメモ備忘録に使ってます。

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