GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法/人生を変える100の教え

書評

はじめに:人生を変える「気づき」との出会い

毎日あくせくと仕事をこなす中で、「このままでいいのだろうか?」「もっと充実した人生を送りたい」と漠然とした不安を抱えている人は少なくないでしょう。

私自身も、かつて若いころ、仕事や人間関係で悩み、将来に対して漠然とした不安を抱える日々を送っていました。

30代のころから、いろいろな自己啓発本や哲学書、精神医学の解説本などを読むようになりました。

現在、65歳で小さな会社を経営しています。

最近、読んだ本でご紹介したいと思ったのが「GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法」です。

本書は、自己啓発の世界で長年の経験を持つスコット・アラン氏が、人生をより豊かにするための100の教えを説いた一冊です。

「素晴らしい人生」とは、決して特別なものではなく、誰でも、今この瞬間から実現できるという著者の力強いメッセージに心を揺さぶられました。

印象的な教え:心に残った言葉とその理由

数ある教えの中でも、特に印象に残ったものを3つ紹介します。

1. 「自分のストーリーの書き手になる」

本書では、「人生は地上最大の冒険であり、あなたはその書き手である。」と述べられています。

これまでの人生を振り返ってみると、周囲の環境や期待に流され、「~すべき」という思い込みに縛られて、自分自身の人生を生きてこなかったように感じます。

まるで他人が書いたストーリーを演じているような、そんな息苦しさを感じていました。

しかし、本書を読んでハッとさせられました。

人生は、自分でどんなストーリーを描くこともできるんだ」と。

これからの人生は、周りの声に惑わされることなく、自分が本当に望む未来を具体的にイメージし、自分自身の手で、素晴らしいストーリーを描いていきたいと思えたのです。

2.「人生の軌道を変える」

「このままの人生でいいのか」と心のどこかで感じながらも、「もう歳だし」「今からでは遅い」と、行動を起こすことを諦めてしまっていませんか?

本書では、「今からでも遅くはない。大切なのは、人生の軌道を変える決意をし、目的地に向かって前進するために行動を起こすことだ。」と説かれています。

年齢を言い訳に諦めていたこと、心の奥底でやりたかったことを、もう一度見つめ直し、挑戦してみようという気持ちにさせてくれる言葉です。

まさに、今の自分に必要なメッセージだと感じました。

3.「常に1%の改善に努める」

「大きな目標を達成するには、相当な努力が必要だ」 そう思ってしまい、なかなか行動に移せないことはありませんか?

本書では、「常に1%の改善に努めると、毎日、着実に進歩することができる。それを継続すれば、長期にわたって目覚ましい進歩を遂げることができる。」と述べられています。

大きな目標を達成するために、小さな努力を積み重ねることの大切さを改めて実感しました。

毎日コツコツと、昨日よりも1%だけ成長しようと努力することで、いつかは大きな目標を達成できるという希望を与えてくれる言葉です。

実践:教えをどのように活かしていくか

ここまで紹介した3つの教えは、日々の生活の中で意識して実践することで、より豊かな人生を送るための羅針盤となると感じています。

1. 毎朝、手帳に「今日したいこと」「未来の自分のためにできること」を書き出す

自分のストーリーの書き手になる」ために、まずは具体的な行動指針が必要です。

毎朝、手帳に「今日したいこと」「未来の自分のためにできること」を書き出すようにしています。

「今日したいこと」は、どんな些細なことでも構いません。

例えば、「美味しいコーヒーを淹れて飲む」「友人とランチに行く」「仕事で新しい企画を提案する」といったことです。

「未来の自分のためにできること」は、「自分のストーリー」を具体的に描きながら、「将来、こんな自分でいたい」「こんなことを成し遂げたい」という未来の目標に繋がる行動を書き出します。

例えば、「英語の勉強をする」「ブログを始める」「新しいスキルを身につけるためのセミナーに参加する」といったことです。

これらの行動を書き出すことで、頭の中が整理され、「自分はどんな人生を送りたいのか」「そのために今日できることは何か」を明確に意識できるようになります。

2. 周りの人に感謝の気持ちを伝えるように意識する

感謝の気持ちを持つことは、ネガティブな感情を打ち消し、前向きな気持ちにさせてくれます。

本書では、「セレンディピティー(= 幸せな偶然)」を引き寄せるためには、感謝の心が重要だと説かれています。

日頃から、家族、友人、職場の同僚など、周りの人に感謝の気持ちを伝えるように意識してみましょう。

「ありがとう」という言葉はもちろんのこと、感謝の気持ちのこもったメッセージを送ったり、プレゼントを贈ったりするのも良いでしょう。

また、「感謝していること」を日記やノートに書き出すのも効果的です。

毎日寝る前に、感謝できることを3つ書き出す習慣を続けることで、感謝の気持ちがあふれ、心が満たされていくのを感じるはずです。

3. 新しいことに挑戦し、失敗を恐れないようにする

「人生の軌道を変える」ためには、新しいことに挑戦し、行動を起こしていく必要があります。

しかし、「失敗したらどうしよう」という恐怖心が、私たちの前に立ちはだかり、行動を妨げてしまうことがあります。

本書でも、「コンフォートゾーン(= 快適な領域)の外側には、あなたが望むものがすべて存在する」と述べられています。

失敗を恐れて行動しないこと自体が、すでに「失敗」なのではないでしょうか?

失敗から学び、改善することで、必ず成長に繋がるはずです。

まずは、どんな小さなことでもいいので、「新しいこと」に挑戦してみましょう。

新しい趣味を始める、行ったことのない場所を訪れてみる、新しいスキルを身につけるための勉強を始める、など、できることから始めてみましょう。

この本はどんな人のために書かれたものか

この本は、人生をより充実させたいと願うすべての人に向けて書かれたものです。

具体的には、仕事やプライベートでより充実した人生を送りたいと願う人や、 人生に迷いを感じている人、

自分の能力を最大限に活かしたいと考えている人、 毎日を精一杯生きたいと願う人、 夢を諦めたくない人、 より良い習慣を身につけたいと願う人などを対象としています。

この本は、読者が自分自身と向き合い、より良い自分になるための具体的な方法を学ぶことを目的としています。

著者は、読者が単に本を読むだけでなく、その内容について深く考え、目的意識を持って行動することを奨励しています。

この本で紹介されている100の方法を抜粋してみます。

この本で紹介されている「GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法」は、自己啓発の分野で長年の経験を持つ著者が、人生をより良くするための具体的な方法を10の分野、合計100項目にまとめたものです。

各項目は短時間で読めるように簡潔にまとめられていますが、単に読むだけでなく、内容について深く考え、目的意識を持って行動に移すことが重要です。

10の分野と具体的な方法の例

  • 1. 自制心
    • 01● 自分のストーリーの書き手になる: 人生はあなたが書き手である壮大な冒険であり、それをワクワクする旅にするかは自分次第です。日記帳に望むストーリーを書き、ワクワクする人生を送るにはどうすればいいか自問しましょう。
    • 02● 人生の軌道を変える: 人生の軌道が間違っていても、いつでも変えることができます。変化を恐れることなく、自分の使命に目覚め、行動を起こしましょう。
    • 03● 人生の目的を明確にする: あなたは唯一無二の目的を果たすために生まれてきました。自分の能力を最大限に発揮し、情熱を傾けられるものを見つけ、自分らしい人生を設計しましょう。
  • 2. 習慣
    • 08● 悪い習慣を特定して排除する: 悪習慣は、あなたが知らないうちに人生を悪い方向へ導きます。自分を戒め、悪い習慣を一つずつ特定し、それを改める計画を立てましょう。
    • 09● 常に1%の改善に努める: 大きな目標を達成するには、日々の小さな行動の積み重ねが重要です。常に1%の改善を心がけ、長期的な視点で成長を目指しましょう。
  • 3. 勇気と成功
    • 24● 不可能に見えるアイデアに挑戦する: 周囲の意見に惑わされず、自分の可能性を信じて挑戦しましょう。不可能に見えることでも、実現するまであきらめなければ、必ず達成できます。
    • 25● 成功者の共通点を取り入れる: 成功者は、失敗者がやりたがらないことをすすんでする習慣を持っています。成功者の行動パターンを見習い、彼らが実践している習慣を取り入れましょう。
  • 4. 行動
    • 39● 失敗を歓迎する: 失敗は成功のプロセスの一部です。失敗を恐れず、そこから教訓を学び、成長の糧としてください。
    • 40● すでに成し遂げたことを祝う: 常に次の目標に目を向けるのではなく、過去の成功を振り返り、自分を褒めてあげましょう。
  • 5. 前向きな心構え
    • 43● 自尊心を高める: 自分を卑下するのではなく、ポジティブな思考を心がけ、自分を許し、長所に目を向けましょう。
    • 44● 怒りをうまくコントロールする: 怒りを感じたときは、深呼吸をする、運動をするなどして、冷静さを取り戻しましょう。
  • 6. ポジティブな思考とコミュニケーション
    • 51● 毎日、頭の中をきれいに掃除する: ネガティブな思考を頭の中に溜め込まず、定期的にクリアしましょう。
    • 52● ポジティブな自己対話を心がける: ネガティブな自己対話をポジティブなものに置き換え、自分を励ましましょう。
  • 7. 人間関係
    • 62● 人間関係を整理する: あなたの人生に悪影響を与えている人間関係を見直し、場合によっては距離を置くか、関係を断つ勇気を持ちましょう。
    • 63● 相手の話をしっかり聞く: 相手の話に真剣に耳を傾け、共感の気持ちを持って接しましょう。
  • 8. 感謝の気持ち
    • 75● 許しの気持ちを持つ: あなたを傷つけた人を許し、過去にとらわれず、前に進みましょう。
    • 76● 感謝の気持ちを実践する: あなたが普段受けている恩恵に感謝し、豊かさ意識を高めましょう。
  • 9. お金と自由
    • 85● 経済的自由を手に入れるための計画を立てる: 経済的な目標を明確にし、計画的に貯蓄し、投資を行いましょう。
    • 86● お金を賢く使う: 無駄な出費を抑え、本当に必要なものにお金を使うようにしましょう。
  • 10. 粘り強さと立ち直る力
    • 91● リスクをチャンスととらえ、すぐに行動を起こす: リスクを恐れず、行動を起こすことで、人生に変化を起こすことができます。
    • 100● 粘り強さを発揮し、けっしてあきらめない: どんな困難に直面しても、あきらめずに努力を続ければ、必ず成功することができます。

これらの100の方法は、著者が実際に経験し、多くの人々に指導してきた内容をまとめたものです。

重要なのは、これらの方法を単なる知識として受け取るのではなく、日々の生活の中で実践し、習慣化することです。

そうすることで、あなたも「最高の自分」に近づき、より幸せで充実した人生を送ることができるでしょう。

まとめ:本書から得られた学びと読者へのメッセージ

本書「GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法」は、人生のあらゆる場面で役立つヒントが詰まった一冊です。

著者のスコット・アラン氏は、自身の経験に基づいた具体的なエピソードを交えながら、読んですぐに行動に移せる実践的なアドバイスを提示しています。

本書を通して、私は「人生は自分で創り上げていくもの」であり、「より良い人生を送るために、自ら行動を起こすことの大切さ」を改めて実感しました

「毎日をなんとなく過ごしている」 「このままでいいのかモヤモヤしている」

そんな風に感じている方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

きっと、あなたの人生を変えるきっかけとなる言葉が見つかるはずです。

書評
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この記事を書いた人
ごろまる社長

WEBメディア会社22期目社長。フォークギター、元ロックバンドベース、ドラム。筋トレ、玄米食、ファスティング実践中。夫婦ドライブ温泉旅VanLife車改造など楽しんでいます。マーケティング手法の経験など社内向等、思いつきメモ備忘録に使ってます。

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