Googleアカウントを持っていますか?
Gmail、YouTube、Googleドライブなど、Googleのさまざまなサービスを利用するためには必須ですが、
そのアカウントが「無効」となる可能性があることをご存知でしょうか?
Googleは2023年から、2年間使用されていないGoogleアカウントを無効とみなし、そのアカウントと関連するデータを削除する新しいポリシーを導入しました。
これにより、あなたの大切な情報が突如として消えてしまうことも…。
そのような事態を避けるためにも、アカウントの無効化について知ることは非常に重要です。
本記事では、この新ポリシーの詳細と、どのようにアカウントを有効に保つかについて解説します。
無効なGoogleアカウントとは何か?
Googleのアカウントが無効とは、2年間一切使われていない状態を指します。
Googleアカウントを持っていれば、Googleの様々なサービス(Gmail、YouTube、Googleドライブなど)にアクセスできますが、
これらのサービスを2年以上使っていないと、そのアカウントは「使われていない」、つまり「無効」とみなされます。
これは、例えば家の鍵を2年間全く使わないと、その鍵は「使われていない」状態となります。
同じように、Googleアカウントも2年間使わなければ、「使われていない」つまり「無効」となるのです。
無効となったアカウントは、Googleがそのアカウントの情報を全て消去する権限を持ちます。
しかし、Googleアカウントを使っているかどうかは、メールを送ったり受け取ったり、YouTubeの動画を見たり、Googleドライブを使ったり、Googleで検索したりなどの活動を通じて確認されます。
これらの活動を2年間行わなければ、そのアカウントは無効となるというわけです。
また、何かのサービスを一時的に使わない期間がある場合でも、そのアカウントを「一時停止」することができます。
これは、長期間旅行に行くなどして一時的にインターネットを利用できない状況でも、Googleアカウントが無効になるのを防ぐための仕組みです。
Googleが無効なGoogleアカウントに関して定めたポリシーの主な内容
Googleによるアクティビティの定義
Googleアカウントで行われる以下のような操作はすべて、アカウントのアクティビティとして認識されます。
- メールを読む、送信する
- Google ドライブを使用する
- YouTube 動画を見る
- 写真を共有する
- アプリをダウンロードする
- Google 検索を使用する
- 「Google でログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする
これらの活動はデバイス別ではなくアカウント別に確認されます。
また、デバイスに複数のGoogleアカウントが設定されている場合、2年の期間内にそれぞれのアカウントを使用する必要があります。
Googleアカウントが無効になった場合の対処法
Googleアカウントが2年間使用されていない場合、そのアカウントは無効とみなされ、アカウントとそのデータが削除される可能性があります。
しかし、その前にGoogleは以下のような方法でユーザーに通知します。
- Google アカウントにメール通知を送信する
- 再設定用のメールアドレスに通知を送信する(存在する場合)
このポリシーにより、Googleアカウントが最も早く削除されるのは2023年12月1日となります。
ポリシーの例外
以下の条件に該当する場合、2年間使用されていないGoogleアカウントでも有効とみなされます。
- Googleアカウントが現在または継続中のGoogleプロダクト、アプリ、サービスの購入、定期購入に使用されている場合。
- Googleアカウントに、残高のあるギフトカードが含まれている場合。
- Googleアカウントが、継続中の有効な定期購入またはそれらに関連付けられている有効な金融取引がある公開中のアプリやゲームを所有している場合。Google Play ストアのアプリを所有する Google アカウントも含まれます。
- Googleアカウントが、ファミリーリンクで有効な未成年のアカウントを管理している場合。
- Googleアカウントがデジタルアイテム(書籍、映画など)の購入に使用されている場合。
その他の情報
- Googleアカウントはいつでも削除することができます。
- Gmail、フォト、YouTubeなど、ご利用のGoogleプロダクトからいつでもデータをエクスポートしてダウンロードすることができます。
- Googleアカウントを削除した後でも、削除を思い直した場合は、アカウントを復元する可能性があります。
- Googleアカウントが無効になっているかどうかを確認するためには、Googleアカウントにログインしてください。
- Googleアカウントを一時的に停止することも可能です。
以上が、Googleが無効なGoogleアカウントに関して定めたポリシーの主な内容となります。
Google chromeを普段使っていれば大丈夫ということ?
Google Chromeを使ってウェブサイトを閲覧するだけでなく、Googleのサービスを活用していれば、アカウントは有効と見なされます。
具体的には、Google ChromeでGoogle検索を使ったり、Gmailでメールを読んだり送信したり、YouTubeで動画を視聴したり、Googleドライブを使用したり、Googleのサービスを通じてアプリをダウンロードしたりなどの行動があれば、あなたのGoogleアカウントは有効な状態とされます。
また、そのアクティビティはデバイスごとではなくアカウントごとに確認されます。
つまり、スマートフォンやパソコンなど、どのデバイスを使用しても、そのアクティビティはあなたのGoogleアカウントに関連付けられます。
そのため、あなたが普段からGoogle ChromeなどのGoogleのサービスを使っていれば、あなたのGoogleアカウントが無効となる心配はありません。
アカウントの無効を心配しなければいけないケース
ビジネスの場では、以下のようなケースで複数のGoogleアカウントを持つことが一般的です。
個人としてのアカウントとビジネス用アカウントの分離
個人的な活動や関心事と、ビジネスや仕事に関連する活動を分けるために、個人用のGoogleアカウントとビジネス用のGoogleアカウントを別々に持つことがあります。
個人用のアカウントはプライベートな活動や趣味、友人や家族とのコミュニケーションに使用され、ビジネス用のアカウントは業務や仕事関連の活動に使用されます。
異なるプロジェクトやクライアントごとにアカウントを分けている場合
ビジネス上の異なるプロジェクトやクライアントごとにGoogleアカウントを分けることで、
それぞれのプロジェクトやクライアントのデータや通信を独立して管理することができます。
これにより、プロジェクト間の情報の混同を避け、セキュリティとプライバシーを強化することができます。
チームや部署ごとにアカウントを割り当てている場合
ビジネスの組織内でチームや部署ごとにアカウントを割り当てることもあります。
これにより、チームメンバー間での共有や共同作業を効率的に行うことができます。
各チームや部署ごとに独自のGoogleドライブや共有フォルダを使用することで、情報の整理とアクセス管理を容易にすることができます。
これらのケースでは、複数のGoogleアカウントを使い分けることで、プライバシー、セキュリティ、情報の整理と管理をより効果的に行うことができます。
ただし、アカウントの管理が煩雑になる可能性もあるため、適切な管理方法やセキュリティ対策を実施することが重要です。
複数のアカウントがある場合は、利用していない期間が長くなる場合もあります。
そんな場合には注意が必要です。
まとめ
Googleは、ユーザーのGoogleアカウントが2年間活動がない場合、そのアカウントを無効と見なし、アカウントのデータを削除するというポリシーを導入しました。
無効なアカウントとは、具体的には2年間Googleのサービス(Gmail、YouTube、Googleドライブなど)を一切使っていない状態を指します。
しかし、心配する必要はありません。
普段からGoogleのサービスを使っていれば、あなたのGoogleアカウントは有効な状態とされます。
メールの送受信、Google検索の利用、YouTubeでの動画視聴など、日常的なGoogleのサービス利用があれば大丈夫です。
また、一時的にGoogleのサービスを利用できない状況でも、あなたのアカウントを一時停止することで、アカウントが無効になるのを防ぐことが可能です。
無効なアカウントとなった場合でも、Googleはユーザーに連絡を行い、アカウントを削除する前に操作を行う機会を与えます。
また、例外的なケース(例えば、Googleの商品やサービスを購入しているなど)でもアカウントは有効と見なされます。
Googleアカウントの活動状況をチェックし、無効化を避けるためにも、定期的にGoogleのサービスを活用することを心がけましょう1。
以上が、Googleの新たなポリシーについての簡単なまとめです。
あなたのGoogleアカウントがいつも安全で有効な状態であるよう、適切な利用を心がけてください。
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