音声データのファイル形式を具体的に見ていきたいと思います。
WAVE(WAV)形式、MP3形式、WMA形式、MIDI形式のだいたいの意味と関係性です。
普段よく何気なく使っているデータばかりです。
音声データのファイル形式を細かく見る
音声データのファイル形式を細かく見ていきます。
インターネットは、技術的にもオープンなシステムです。ですから、その中を流通するデータ形式も様々です。
データの種類は、ファイル名の拡張子で見ます。
拡張子とはファイルの末尾に付いている「.」(ピリオド)とそれに続く英数字で表す記号です。
ファイルの種類を示すのに使われます。
この拡張子を見ると何のファイルかを特定することがきます。パソコンは、この拡張子で立ち上げるソフトを判断します。
パソコンの機能で「関連付け」というのは、この拡張子で行うわけです。
それぞれのデータ形式は、インターネット回線を目的別に送信するために、映像、音声の圧縮方式の違いによって様々に開発されています。
WAVE(WAV)形式
WAVE形式は、Windowsの音声ファイル形式です。
CDクラスの高音質です。音楽データとして扱うことが出来ます。
その代わりファイルサイズも大きくなります。
MP3形式
WAVE(WAV)形式に比べて、データ量が10分の1ほどに小さくできて、インターネットでの音楽配信や、MP3プレイヤーなどポータブルオーディオで用いられているのがこのMP3形式です。
WMA形式(Windows Media Audio)
WMAは、音楽CD並みの音質を保ったまま圧縮することが可能で、MP3形式よりも圧縮率が高くストリーミング再生に適しています。ほとんど待ち時間なしで音声を再生することが可能です。
MIDI形式
MIDI(Musical Insturuments Digital Interface)形式。
MIDIファイルは、音声波形をデジタル化したものではなく、楽器の音色データ情報、テンポ、音程、高低、長さなど、音楽の楽譜情報をそのまま情報としてもち、そのデータをコンピュータが処理することによって、パソコン自身が音を作り出し、出力する形になります。
つまり、楽譜情報をもとに、パソコンにある音源を使って、演奏するということです。
したがって、音のデータとしてでなく、楽譜情報ですので、データ量が非常に小さくなります。
ですから、携帯電話の着信音などにもMIDI形式のファイルが使われています。
再生にはシーケンサというソフトが必要です。
Windowsには標準で付いています。
音声データのファイル形式を細かく見る【第4回・音声・動画のネット活用講座】のまとめ
WAVE(WAV)形式、MP3形式、WMA形式、MIDI形式のだいたいの関係性でした。
パソコンやスマホを使っていると何気なくこれらのデータを使っているものです。
特に音声ファイル形式の意味を知らないでも扱うことができますが、ビジネスや趣味で情報を発信しようとする場合は、この程度の理解を頭に入れておくと便利かと思います。
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