前回、インターネットの発達は、情報革命としての、マスメディア帝国からの市民革命みたいなものですということで、そこに情報発信のチャンスがあるとお話しいたしました。
今回は、ネットの技術進歩とサイト製作者のスキルについてです。
技術進歩とサイト製作者のスキル
このチャンスをもたらしたのは、なによりもインターネットの技術進歩です。
動画のデータを配信しようとすると、以前でしたら、データを一旦、ローカルのパソコンにダウンロードして、そのデータを再生するソフトを起動し、そのうえで動画を閲覧しました。
それが、一旦ダウンロードの必要をなくし、データの取得をしながら動画を再生するストリーミング技術の進歩があります。
また、大容量の音声や動画データを保存するサーバーの大容量化もあります。
インターネット上の動画配信方式も進化しています。
YouTubeなどの動画配信サイトは、特別なサーバー網で、一つの人気動画にアクセスが集中したときに、配信サーバーをいくつも分散させて動画データの配信をするなどのシステムで、ユーザーはスムーズな動画閲覧ができるようになっています。
受け手の譲歩情報端末、PC、スマホ、タブレットの進化
個人レベルで普及しているパソコン、携帯端末、スマホなど、文字情報は、もちろんのこと、音声再生や動画再生のシステムが、ほとんどの端末には組み込まれています。
データを提供する側から、受け手まで、一直線に、システムが出来上がっています。
趣味での情報発信は、もちろんのこと、ネットビジネスでも戦略的に音声や動画を取り入れることが出来ます。
しかも、音声や動画は、受け手に多くの情報をいっぺに提供できます。
文字情報だけでは、伝わらないニュアンスや感情、雰囲気も多くのものを一度に伝えます。
文字を読むことよりも楽に伝えることができて、受けても楽に情報を享受することができます。
サイト制作者に必要なスキル
これからのサイト製作者には、音声や、動画の編集技術が求められます。
わたしもネットショップの商品説明なんかで多用しています。
これからのサイト製作、ネットビジネスでの必須スキルは、
- コピーライティング
- 写真撮影加工スキル
- 音声収録加工スキル
- 動画収録加工スキル
サイトコンテンツとしては、上記の4種類は押さえる項目になります。
このうちの、写真、音声、動画は、コピーライティングの能力と結びつくと爆発力があります。
しかし、コピーライティングの高度な能力が無くても、写真、音声、動画の収録加工スキルがあれば、それだけで、コピーライティングだけのサイトより優位に立てます。
初心者ほど、こういったスキルで差別化できます。
自分で作らなくても、アフィリエイトサイトなどでは、アクセス稼ぎに、ユーチューブのコンテンツを自分のサイトに掲載して動画で差別化する方法もあります。
こういったスキルは、チョッとしたソフトやツールがあれば、十分なコンテンツを作成できます。
音声や動画の配信には高度なスキルや機材が必要か?
ネットの技術進歩とサイト製作者のスキルという点では、高度な知識や機材、技術が必要に思われがちです。
テレビ局の番組やCMのような高度な番組を制作すようとすると、それなりの動画、音声のプロたちが予算や労力をかけて創作していますので、個人レベルのサイト制作者には無理があります。
そういうものではなく、ウエブ上の情報発信は、もっと個性的で、パーソナルなものにするべきだと思います。
人と人をつなげていく情報発信です。マスメディアとは違う情報革命ですから、高度な技術は必要ないのです。
また、それを補うような機材や編集ソフトもたくさんあります。数千円程度で、パソコンにもwebカメラをつなげることができます。スマホにもカメラが付いています。それで動画が撮れます。
高度な映像にこだわらなければ、音声や動画による情報発信はいくらでも可能です。
ネットの技術進歩とサイト製作者のスキル【第2回音声・動画のネット活用講座】のまとめ
そういった意味でもネットの技術進歩は個人レベルへの情報発信の可能性を広げてくれました。「ネットの技術進歩とサイト製作者のスキル」ということで、概要をまとめました。
次回からは、音声や動画のデータ形式についてまとめていきたいと思います。
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