今日は、特に難しく感じるかもしれない漢字たちを一緒に見ていきましょう。
- 縦断(じゅうだん): 一直線に通り抜けること
- 樹立(じゅりつ): 建て立てること
- 承諾(しょうだく): 受け入れること
- 終結(しゅうけつ): 最後に終わりを迎えること
- 取捨(しゅしゃ): 取るものと捨てるものを選ぶこと
- 奨励(しょうれい): 励まし、励ますこと
おぼえるのに役立つ漢字の成り立ち解説
縦断(じゅうだん)
「縦」は、糸を垂直にたらした形と、左右にまっすぐ進む足の形から成り立ち、まっすぐ、垂直の意味を表します。
「断」は、糸を断ち切る形から成り立ち、たちきる、という意味を表します。
この二つを合わせて、まっすぐに断ち切る意味から「縦断」という言葉ができました。
樹立(じゅりつ)
「樹」は、木と、それを支える台の形から成り立ち、木、植えるという意味を表します。
「立」は、人が地面に立つ形から成り立ち、たつ、という意味を表します。
この二つを合わせて、木を植え立てる意味から「樹立」という言葉ができました。
承諾(しょうだく)
「承」は、両手で物を受け取る形と、ひざまずく人の形から成り立ち、うけたまわる、という意味を表します。
「諾」は、言葉と、うなずく人の形から成り立ち、承知する、という意味を表します。
この二つを合わせて、相手の言い分を受け入れる意味から「承諾」という言葉ができました。
終結(しゅうけつ)
「終」は、糸の終わりと、冬の寒さで固く結ばれた形から成り立ち、おわり、という意味を表します。
「結」は、糸を結ぶ形と、力強く結び合わせる形から成り立ち、むすぶ、という意味を表します。
この二つを合わせて、物事が終わってまとまる意味から「終結」という言葉ができました。
取捨(しゅしゃ)
「取」は、右手を上に、左手を下に向けて耳をつかむ様子から成り立ち、とる、という意味を表します。
「捨」は、手を合わせて物を投げ出す様子から成り立ち、すてる、という意味を表します。
この二つを合わせて、良いものを取り、悪いものを捨てる意味から「取捨」という言葉ができました。
奨励(しょうれい)
「奨」は、人が台の上に立ち、手を広げて人を励ます形から成り立ち、すすめる、という意味を表します。
「励」は、力と、鳥が羽を広げて飛ぶ形から成り立ち、はげます、という意味を表します。
この二つを合わせて、人に何かをすることを勧める意味から「奨励」という言葉ができました。
各漢字を使った例文
「彼女は長い道路を縦断した。」
「新たな会社の樹立を助けるために彼は貢献した。」
「彼女はその提案を承諾した。」
「会議は終結した。」
「彼は大切なものと不要なものの取捨を行った。」
「彼女の努力は常に奨励されるべきだ。」
漢字から読みと意味を思い出そう
- 縦断
- 樹立
- 承諾
- 終結
- 取捨
- 奨励
例文の書き取り問題
「彼女は長い道路を(じゅうだん)した。」
「新たな会社の(じゅりつ)を助けるために彼は貢献した。」
「彼女はその提案を(しょうだく)した。」
「会議は(しゅうけつ)した。」
「彼は大切なものと不要なものの(しゅしゃ)を行った。」
「彼女の努力は常に(しょうれい)されるべきだ。」
漢字クイズ
- 「建て立てること」を表す漢字は?
- 「受け入れること」を意味する漢字は?
- 「励ますこと」を示す漢字は?
答え:
- 樹立
- 承諾
- 奨励
まとめ
今日は、縦断・樹立・承諾・終結・取捨・奨励という漢字を学んだことをお伝えしました。
これらの漢字は日常生活で頻繁に見かけるものではないかもしれませんが、新聞や文章を読む際には出てくるかもしれません。
学んだ漢字を活用して、もっと豊かな日本語表現を手に入れましょう。
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